コーヒーのテイスティングで重要ポイントとなるのは、香り、酸味、コク、風味。そして個人的な好みも、重要なポイントの1つです。
私たちが感じるコーヒーの特徴は、さまざまな感覚器官を用いて総合的に認識されます。その中でも鍵となるのが、味覚と嗅覚です。
目は、飲む前の数秒間で、エスプレッソの質を評価します。輝度や、クレマの均一性、模様を瞬時に評価するのです。
舌は、甘味・塩味・酸味・umami・苦味という、5つの基本的な味を知覚します。それぞれの感覚が、舌の上の特定の場所にマッピングされています。
鼻は、コーヒーカップから立ち上る揮発性の香り成分を知覚します。 人間の鼻は、約10,000種類もの香りをかぎ分けることができます。実は、私たちが感じている味の約80%は、鼻から知覚されているのです。